省エネルギープロジェクト

高温水ボイラー供給プロジェクト ウクライナ

プロジェクト概要

ウクライナ国ホルリフカ市では、ウクライナの他都市と同様に地域熱供給システムによる温熱・温水供給が行われており、主に同市の公共施設や住宅の熱需要を賄っています。しかしこれらの施設は老朽化が進んでおり、設備の更新は環境・エネルギーといった面から重要な課題となっています。
本プロジェクトでは、老朽化した大型の温水ボイラーを日本製の高効率温水ボイラーシステムに入れ替え、分散化によるシステム改善を図ることにより、地域熱供給システムの高効率化及び熱・温水の安定供給の実現を目指します。最新温水ボイラーによる効率改善及び熱供給システム改善により、暖房時の温水の安定供給が可能となり、大幅な二酸化炭素の排出削減効果が期待されます。

石炭火力発電所近代化更新プロジェクトの案件発掘調査 カザフスタン

プロジェクト概要

カザフスタンの石炭火力発電所を対象に、現地発電所の状況や当該発電事業を取り巻く外部環境について調査を行い、事業案件の発掘や二国間オフセットクレジット制度への適応可能性について検討を行いました。
現在カザフスタンで稼働する発電所はほとんどが石炭を燃料としており、その設備の多くが運転開始以来30年を経過しています。これらは国際的な設備水準から大きく外れた状況となっており、多くの事業者が老朽化による設備効率や利用率の低下に悩まされています。このような現状から、弊社では将来の事業化の可能性を高めることを念頭に現地ニーズを発掘し、国内最大規模のエネルギー事業者が所有するアルマティ市所在のCHPプラントの現地調査を実施しました。
様々な課題の解決を図りながらプロジェクトを具現化するため、今後はより詳細な現地調査を踏まえ案件の組成を行っていきたいと考えています。